遅発性フードアレルギー検査を受けてみました【2018/3/14 注意を追記しています】
遅発性フードアレルギー検査については、アレルギー検査として意味がないという情報もあります。
以下の記事の内容は個人的な所感に基づくものであり、あまり鵜呑みにしないほうがよいかもしれません。
2014年はじめに「家で料理をする」や「自分の体にも気を使う」という抱負をかかげました。
これらの抱負を実行に移すにあたり「まずは自分の体に合わない食べ物を知ろう」ということで、これまでずっと気になっていた遅発性フードアレルギーの検査を受けてみることにしました。
ちなみに遅発性フードアレルギーというのは、数時間から数日の間でゆっくりと進むタイプのアレルギーのこと。
症状も様々で自分では自覚しにくいので、慢性的な体調不良を感じている方は一度調べてみるといいかもしれません。
そんなわけで届いたのが以下の検査キット。
アンブロシア社の「IgG 96 スタンダード・フード・パネル(日本)」です。
中には採血器具(ランセット)や血液吸収カード、返信用封筒などが一式入っています。
同封の説明書に従って検体(血液吸収カード)を完成させ、必要な書類とともに返送すると約2週間前後で結果が返ってくるというシステムです。
悪戦苦闘しつつも検体を返送し、ドキドキしながら待つこと2週間弱。
無事に検査結果のレポートが手元に届きました。
レポートの中身はこんな感じ。
全体的にアレルギー反応は低いですが、そこそこ高い反応の出ているフードもわずかにあります。
以下がサマリーです。
【食べない方がよいフード】
鶏卵(卵白)、鶏卵(卵黄)、アーモンド
【4日に1回程度にしたほうがよいフード】
カゼイン、カッテージチーズ、牛乳、ホエイ(乳清)、ヨーグルト
検査を受ける前は「きっと多くのものに反応が出ているに違いない」と思っていたので、むしろこの比較的シンプルな結果にはホッとしてしまいました(笑)。
そして検査結果が届いてから1ヶ月弱。
- 卵とアーモンドは完全に制限(ただし不可抗力の場合はのぞく)
- 乳製品全般はゆるく制限(主な原材料でなければ少々はOKとする)
というふうに、あまり神経質になりすぎない程度にアレルゲンの除去を試みてみた結果、今現在は以下のような変化を感じています。
- 慢性副鼻腔炎のような症状がほんの少しマシになった気がする
- 胃もたれすることが少なくなった気がする
- 快便の日が多くなった気がする
- お菓子を食べることが少なくなった(大抵のお菓子に卵や乳が使われているので)
- 加工食品の原材料をこまめにチェックするようになった
身体への影響についてはまだはっきりとしたことは言えませんが(アレルゲンの完全除去にはほど遠いので)、食べる物を慎重に選ぶようになったのは自分にとって好ましい変化だと思っています。
※ なお今回私は検査キットを取り寄せるという方法で検査を行いましたが、もし費用や交通の面で問題がない場合は、遅発性フードアレルギー検査を実施している医療機関で検査を受けたほうが的確なアドバイスをもらえていいかもしれません。