キッチン・ファーマシーなレシピいろいろ

ドライフルーツとナッツ

ちょっと体の具合が悪い時などに、身近にある食材やハーブなどを使って本来の身体に戻そうという「キッチン・ファーマーシー(台所薬局)」の考え方。

今回はアーユルヴェーダの知識に則ったキッチンファーマシーなレシピのうち、私が日常的に活用しているものをいくつか紹介してみようと思います。

 

 


レーズンドリンク

レーズンドリンク

便秘や肌荒れに効果があるといわれているエナジー・ドリンクです。

自然な甘みと酸味がおいしく、朝食の前後に飲むことで満足感を与えてくれます。

 

(材料)

  • 水(適量)
  • レーズン(大さじ2くらい)
  • ドライデーツ(1〜2粒)
  • ドライイチジク(小粒のものを2〜3粒)
  • アムラパウダー(適量)
  • 蜂蜜(適量)

(作り方)

  1. デーツとイチジクを適当な大きさにきざむ
  2. レーズン・デーツ・イチジクを水に浸し、アムラパウダーを混ぜ合わせて一晩置く
  3. 浸していた水を別の容器に移し、好みに応じて蜂蜜を入れていただく

 

なお水に浸して柔らかくなったドライフルーツは、

  • 水と一緒にミキサーにかけてジュース状にする
  • 砕いたクルミやカシューナッツを加えて適量の蜂蜜で和える
  • ナッツ類(クルミ、カシューナッツ、アーモンド、ひまわりの種など)と一緒に牛乳で煮込み、粗糖やシナモンパウダーなどで味付けする

などして、ヘルシーなおやつにすることができます。

 

なお日本では一般的とはいえないアムラパウダーですが、現時点では以下のショップなどから購入することが可能です。

 

 

オージャスドリンク

疲れた時や食欲がないときなどに、素早く・かんたんにカラダに滋養を与えてくれるドリンクです。

 

(材料)

  • 牛乳(カップ1杯くらい)
  • ターメリックパウダー(少々)
  • ギー(小さじ1くらい)
  • プレーンヨーグルト(大さじ1くらい)
  • 蜂蜜(適量)

(作り方)

  1. 牛乳を鍋に入れてターメリックを混ぜ、沸騰直前まで温める
  2. 温めた牛乳にギーを混ぜる
  3. 牛乳を人肌(40℃以下)くらいまで冷ます
  4. 常温のプレーンヨーグルトと蜂蜜を混ぜ合わせていただく

 

なおギーというのはバターを加熱精製してタンパク質を取り除いたもので、自分で手作りすることもできます。

常温保存が可能で、どんな料理にも使うことができ、切り傷や火傷などの塗り薬にもなるので、比較的モノを持たない暮らしをしている私にとって、とても重宝しているオイルです。

 

 

生姜のハチミツ漬け

食事の30分ほど前に小さじ1杯を食べることで消化力を劇的にアップしてくれます。

とても強力なので、胃もたれしているとき・鼻炎があるときなどに食べると一気に解消します(笑)

※ 刺激的なので胃痛があるときには食べないほうがいいかもしれません。

 

(材料)

  • 生姜のすりおろし(大さじ2杯くらい)
  • 蜂蜜(大さじ1杯)
  • レモンのしぼり汁(大さじ1杯)

(作り方)

  • すりおろした生姜に蜂蜜とレモンの絞り汁をいれてよく混ぜる

 

 

ターメリックと岩塩のうがい薬

風邪の予防や喉の不調によく効くうがい薬です。

のどにからんだ痰もすっきり除去してくれます。

 

(材料)

  • ぬるま湯(適量)
  • ターメリックパウダー(適量)
  • 岩塩(適量)

(作り方)

  • ぬるま湯にターメリックと岩塩をいれてよく混ぜる

 

 

以上、日常的に使えるレシピを紹介してみました。

 

なお、アーユルヴェーダのキッチン・ファーマシーの考え方については以下の書籍でも紹介されています。

ギーの作り方なども書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。