モーニング・ページ

モーニング・ページとは、毎朝起き抜けに、頭に浮かんだことをノート3ページにわたってひたすら書いていくワークのこと。

創造性を回復するためのツールとして、ジュリア・キャメロンの「The Artist’s Way(邦題:ずっとやりたかったことを、やりなさい)」という本の中で紹介されています。

 

私も過去にこのワークを習慣にしていた時期があり、

その習慣のおかげで、少なくとも自分の中にある「不安」や「恐れ」や「怒り」といった一般的にネガティブと言われている感情の取り扱いは格段に上達したような気がします(創造性の回復については・・・さてどうでしょう?)。

 

モーニング・ページのコツは、頭に浮かんだことを頭に浮かんだそばからひたすら文字にしていくことです。

 

「ねむい」とか「かだるい」とか「おなか減った」といった、普通に考えたらそれほど重要とは思えないことでも、とにかく文字に書き起こしていきます。

時には「もういやだ」とか「やりたくない」とか「消えたい」といった後ろ向きな言葉や、

「ムカつく」とか「いい加減にしろ」とか「いなくなってほしい」といった怒りに満ちた言葉も頭に浮かんできますが、

それらも全て文字にしていきます。

 

自分の感情や思考がノートの上で目に見えるカタチ(文字)となって流れていくの見ていると、

「どうして私は、この出来事に対してこんなに感情が揺さぶられるのだろう?」

という、自分自身に対する純粋な問いかけが生まれてきます。

そしてその問いにノートの上で答えていくことで、「自分」という存在をより深く理解できるようになるのです。

 

私にとってモーニング・ページは、自分自身のこころの仕組みを洞察するツールであり、

自分の中から生まれた感情や思考は(ネガティブであろうとポジティブであろうと関係なく)、その洞察のための大切な手掛かりなのだと実感する今日この頃です。

 

※ ちなみに今現在は、モーニング・ページに向かうと「めんどくさい」という言葉でノート3ページを埋め尽くしてしまうようになったため、この習慣は休止しています(笑)