燃費のいい生きかた

仕事に関わるならともかく、私の普段の生活の価値基準に「コスパが良いかどうか」なんて基準はありません。

コスパが悪くても「やってみたい」と思うことならやるし、コスパが良くても「やりたくない」と思うことはやりません。

 

やることもやらないことも自分自身が決めたことなので、

たとえ後で「失敗したなぁ」と思っても、そう思えるような経験を得たこと自体が、私にとっては既にプラスなのだと考えます。

 

そんな生き方をしていると、客観的に見てずいぶん無駄も多くなるんじゃないかと思えてきそうですが、

むしろ生きるうえでの効率のよさ(燃費のよさ?)はぐんぐん良くなってきているように感じます。

 

例えばストレスが溜まってどうしようもなくなってしまったとき、

私の場合は仲間と賑やかに過ごす数時間よりも、
一人で近場の森や海辺に出向いてボーッと過ごす数十分の時間のほうが何倍も元気を回復してくれると知っています。

 

体が重だるくなってしまったときは、例え忙しくても面倒でも、ジムやヨガなどで軽く運動をしたほうが体が軽くなるし体調も良くなると知っています。

 

美味しい食事をご馳走してもらえる機会があったとしても、時間帯や体調によっては誘いを断ったほうが、翌日以降が快適に過ごせるだろうということも知っています。

 

「誰もが納得するコストパフォーマンスの良さ」ではなく、「何より自分自身の腑に落ちる心地よさ」を生活の中心に据えることで、

結果的に少しの行動で最大限の心地よさを得るという「燃費のよい生き方」を追究できるのだと思っています。

 

そんなわけで先日は、数ヶ月ぶりの積極的休養のために瀬戸内海の島の海を眺めてきたよ、というお話なのでした。