望まないものを頂くときの心がけ

いただきものの果物

先日、「物を減らしていく中で、身近な人からの『頂き物』に対する葛藤や、その葛藤を乗り越える一線のようなものはありましたか?」という旨のご質問をいただきました。

 

改めて振り返ってみると私自身、ごく身近な人からの頂き物に対しては、その取り扱い方法について激しく葛藤していた時期があります。

 

例えば友人からのプレゼントでしたら、お菓子やお花などの「消えもの」が多く、扱いに困ることはなかったのですが、より身近な「両親」からの頂きものはまた別でした。

 

特に必要でもなく、捨てるのにも苦労しそうなもの(例えば 既に持っている調理器具や、着ないだろうと思われる衣類 など)を、こちらの都合におかまいなくくれることが多く、最終的には処分するしかないそれらの「強制的な頂きもの」について考えると、毎回気分が憂鬱になっていました。

 

ただ、ある時期に心境の変化があり、以下のことを心がけるようになったことで、今現在は両親からの貰い物に対して葛藤することはほとんど無くなっています。

 

【望まないものを頂くときの心がけ】

  • なにはともあれ、何かをくれようとしていることに対して感謝を伝える
    (相手の気持ちを大切に扱う)
  • その上で、使わないものは「使わない」とはっきりと伝える
    (自分の気持ちも大切に扱う)
  • それでもなおくれようとする物については、いったん家に持ち帰ることにする
    (この場合、私がそれを使うかどうかよりも、私がそれを受け取るかどうかのほうが相手にとっては重要なので)
  • 家に持ち帰った後で、使わないものについては「ありがとう。ごめんなさい。」と言いながらそっと手放す
    (自分がもらった物に対しては最後まで自分が責任をもつ)

 

この心がけのポイントは、相手に感謝をするのと同時に、自分の気持ちを正直に(そしてできるだけ率直に)伝えることかなと思います。

「正直な自分の気持ちを伝えることができた」という実感があれば、たとえ不要なものを持ち帰る結果になったとしても、そのことに対して思い悩むことは少なくなるような気がしています。

 

また 上記の他には、自分の欲しいものを具体的にアピールしておくのも事前の策として有効かと思います。

例えば私の場合、「果物ならいくらあってもいい」と事あるごとに言ってあるおかげで毎回たくさんの果物をもらうのですが、それに反比例して不要なものをもらうことは少なくなりました。

 

ちなみに以下は、お正月で帰省したときの貰い物の一部です(笑)

実家からのもらいもの

一人では消費しきれない量でしたが、消えものが中心なので、職場への差し入れとして活用させてもらいました。

 

以上今回は、必要のないものをもらったときの葛藤と、その対処方法について書いてみました。