「お金」のミニマリズム
みなさんはお金に対してどんなイメージを持っていますか?
お金を効率よく稼いだり、自分のために盛大に使ったりすることを罪悪のように感じてはいないでしょうか?
お金を稼げば稼ぐほど、身の回りの安全や人間関係が破綻し、心が貧しくなると思っていませんか?
言うまでもなく、お金それ自体に人を不幸にしたり、人の心を貧しくさせたりする力はありません。
お金は、私たちが日々の営みの中で生み出す「価値(豊かさ)」を効率良く社会に循環させるためのツールにすぎないと、私は考えています。
いただいたお金(IN)は、自分が生み出した価値を誰かが受け取ってくれたという証であり、
支払ったお金(OUT)は、誰かが生み出してくれた価値を自分が受け取ったという証です。
重要なのはお金を持つこと(ストック)ではなく、「お金」を介して、この世に生み出された豊かさを循環させること(フロー)なのだと思います。
自分のまわりに淀みのないフローを作り出すことができれば、お金を貯めこむことに固執する必要はなくなります。
逆にストックばかりに気を取られていたり、INとOUTがアンバランスになっていたりすると、フローは停滞し、先細りになってしまうかもしれません(私はこの状態こそが「貧しさ」なのだと定義しています)。
まさに「less is more」で、これはモノに対するミニマリストの考え方ともある程度一致するのではないでしょうか。
※ 以下は、「お金」について考えるうえでとても参考になるオススメの本です。