応量器

応量器

グラスやカップ以外で私が持っている唯一の食器、「応量器(おうりょうき)」です。

 

応量器(おうりょうき)というのはそもそも 禅宗の修行僧が使用する個人の食器のこと。

入れるものの量に応じた大きさの鉢を用いることからこの名前で呼ばれるようになったとも言われています。

 

6つのアイテムが入れ子状に収まっており、食事の際は必要に応じた数を使うようになっています。

例えば、朝食には おかゆ、汁もの、漬けもの に3つ、夕食には ごはん、汁もの、漬けもの、おかず、おかず に5つ(いちばん小さなお皿は、いちばん大きな器の下に敷く)など。

 

私の場合、家で本格的な料理をすることは稀なため、1度に使用する枚数はせいぜい1〜2枚程度。

使わないときは入れ子状に重ねてコンパクトにしまっておけるで、場所をとらず重宝しています。

 

応量器にスープ

 

適当に作った料理も、この器に盛るとそれなりに美しく見えるのが不思議です。