体重計なしで体型コントロール(その3)

Text Book Of Ayurveda

体重計なしで体型コントロール(その2)」の続きです。

 

前回の記事では

自分のカラダの状態を繊細に感じ取り、感じ取った状態に応じて行動を選択し、その結果をまた体感していくことが大事

と書きましたが、当然、これを実践するのは口で言うほど簡単なことではありません。

 

自分のカラダの状態を繊細に感じ取る ということがまず難しいですし、

カラダの状態を正確に感じ取れたとしても、常に正しい行動を選択できるわけでもありません。

 

私もまだまだ試行錯誤の段階ですが、

この取り組みを実践していくのにあたり、とても参考になっている知識やツールを以下で紹介してみようと思います。

 

 

ヨガ(アサナ)の実践

 

そもそも「自分の体感を大事にしよう」という考えに至ったのは、ヨガを長年続けてきたことが大きいと思っています。

ヨガを始める前は、自分のカラダの感覚に対して全く無頓着で、「心身ともに疲れているのに、仕事をやめることができない」「お腹がいっぱいなのに、目の前に食事があるという理由だけで食べ続ける」「そもそも、自分のカラダが疲れていることにも気づくことができない」などという有様でした。

それがヨガの実践を続けることでそこそこ自分のカラダの状態を読み取れるようになり、「どんなときに何をしたら、自分のカラダがどう反応するか」という部分まで冷静に観察することができるようになったのです。

 

「自分のカラダの状態を繊細に感じ取る」ことにおいては、今の所ヨガを実践していくのが一番の近道だと感じています。

 

 

アーユルヴェーダの理論と実践

 

アーユルヴェーダとは古代インドから伝えられているインド伝承医学のこと。

その範囲は医学のみならず、生活の知恵、生命科学、哲学の概念も含んでおり、病気の治療と予防だけでなく、より良い生命を目指すための知識体系となっています。

個人の身体やこころの動きについて簡単な言葉(モデル)を使ってとても合理的に説明しているので、自分のカラダの扱いに迷ったときなどはアーユルヴェーダの理論を頻繁に参照するようにしています。

 

 

体脂肪コントロール(FAT・OFF)の本

 

自分の体感と体型(体重)とのつながりを考えるきっかけとなった本です。

この本の理論に触れたおかげで、ヨガの実践で培ってきた感覚を、ヨガマットの上だけでなく日常生活の中でも生かすことができるようになったと実感しています。

 

基本的に体感を通してでしか理解できない部分が多く、最初は難解に感じると思いますが、

「ダイエット = カロリー制限や食事制限・またはそれなりの強度の運動を毎日続けること」

と考えている方が読むと、かなり目から鱗が落ちる内容だと思います。

 

 

意志力についての本

スタンフォードの自分を変える教室

 

この本を読んだおかげで自分の「意志の力」を過信しなくなり、

結果としてあまりストレスを感じることなく「体型や体重を維持するためのベターな行動」を選択できるようになった気がします。

 

誰にでもおすすめしたい本ですが、

  • お菓子を食べることに罪悪感を感じてしまうダイエット中の方
  • 健康に悪いとわかっていること(喫煙・飲酒・どか食いなど)をつい繰り返してしまう方
  • 自分は意志が弱いと思っている方

に特におすすめします。

 

 

食事内容の参考になる本

 

結局どんな食事が健康にいいのか?を調べているうちに出会った本2冊です。

 

日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める

 

たたかわないダイエット―正しく食べて、しっかり痩せよう!

 

これを読むと、

体型や体重をコントロールするために必要なのはカロリーや特定の栄養素(炭水化物など)を極端に制限することではなく、栄養価のあるものをある程度バランスよく食べること

という、とても当たり前のことに気づくことができます。

どちらも古い内容なので、実践には多少の工夫が必要かもしれませんが、流行のダイエット法(食事法)につい振りまわされてしまう方には特におすすめしたいの本です。

 

 

以上3回にわたり、現在の私の体型(体重)コントロールの方法について書いてみました(ちょっとマニアックですみません・・・)。